黛ジュン「天使の誘惑」B面「ブラック・ルーム」で再注目されました!

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黛ジュン プロフィール

作曲家・三木たかしの実妹で、中学卒業後の1963年から米軍キャンプ地を中心にジャズ歌手として活動を始めました。

 

その歌唱力が認められ、1964年にレコードデビューを果たしますがヒットはせず、1967年に入り石原プロモーションへ移籍。

 

黛ジュンと改名し東芝音楽工業から再デビュー、再起を図った第一弾のシングル「恋のハレルヤ」が大ヒットとなり、黛ジュンの名前は一躍世間に知れ渡りました。 



続く「霧のかなたに」、更に「乙女の祈り」と、立て続けにヒット曲を飛ばした黛ジュンさんは、GSサウンドの影響著しい楽曲の数々とパンチの効いた歌唱で、グループサウンズ全盛時代に咲いた一輪の花になりました。

 

4枚目のシングル「天使の誘惑」はオリコンチャート最高位3位にランクインされ、46万枚を超えるセールスを記録。この曲は「第10回日本レコード大賞」の大賞受賞に輝きました。

 

そして、5枚目のシングル「夕月」では66万枚超のビックセールスを記録し、名実共に歌謡界のトップに君臨しました。

黛ジュン 厳選ソング! 代表曲・ヒット曲

「天使の誘惑」ハワイアンなメロディを感じさせる曲です

天使の誘惑 黛 ジュン - トピック

1968年5月に発売された4枚目のシングルです。

作詞:なかにし礼、作曲:鈴木邦彦

 

 

明るいメロディーと少し寂しげな楽曲が絶妙にマッチした曲です。


「夕月」純和風な名曲です

夕月

1968年9月に発売した5枚目のシングルです。 

作詞:なかにし礼、作曲・編曲:三木たかし

 

今までのポップス系の曲と違い純和風な名曲で、黛ジュンさんの新境地を開いた楽曲です。

 

楽曲をもとに松竹から黛さん主演による同名の映画「夕月」が公開されました。同作では、一般公募で黛さんの相手役を募集、森田健作さんが選ばれました。

 

映画のエンディングでは、大きな夕月がスクリーンに昇り、愛する人を失う恋の辛さを切々と歌うこの曲が流れます。 


「恋のハレルヤ」黛ジュンが発売したデビュー・シングルです

恋のハレルヤ 黛 ジュン - トピック

荻野目洋子 YouTubeチャンネル

1967年2月に発売したデビュー・シングルです。

作詞:なかにし礼、作曲・編曲:鈴木邦彦

 

故郷に対する思慕の念や、反戦の思いが込められていますが、表向きは恋の歌に仕上がっています。


1994年11月、荻野目洋子さんがカバー・シングルとしてリリースしました。


番外「ブラック・ルーム」

ブラックルーム

1968年5月に発売された4枚目のシングルのB面です。

作詞:なかにし礼、作曲・編曲:鈴木邦彦

 

「天使の誘惑」が中古市場で高値がついているのは、カップリング曲の「ブラック・ルーム」がクラブ・シーンで再び注目を浴びているからです。

 

2016年には新たなシングルもリリースされました。


黛ジュンさんはYouTubeに本名で下記コメントをしています。

黛ジュンです!ブラックルームは作曲者が、鈴木邦彦先生になっていますが、正式には兄の三木たかしが作曲してくれました。ちなみに、男性コーラスは兄、なかにし礼先生、ディレクターさんです。兄の提案で、即興で決まりました。今は亡き兄の声が、明確に聞こえます!編曲も兄です!