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麻丘めぐみ 「わたしの彼は左きき」他 厳選!お気に入りソング

麻丘めぐみ プロフィール(1970年代)

生年月日:1955年10月11日、出身地:大分県

 

3歳で子役としてデビュー、雑誌「女学生の友」や「セブンティーン」にも専属モデルとして活躍。 

 

歌手だった姉の現場でスカウトされ、1972年17歳「芽ばえ」でレコードデビュー。40万枚を超える大ヒットとなり、同年レコード大賞最優秀新人賞を受賞。



その後「悲しみよこんにちは」「女の子なんだもん」「森を駈ける恋人たち」など次々とヒットをとばし、1973年に発売した「わたしの彼は左きき」が大ヒット。左ききブームが起こります。

 

その年、日本レコード大賞大衆賞、歌謡大賞放送音楽賞を初めとする数々の賞を受賞し、NHK紅白歌合戦初出場を果たし、1970年代を代表するトップアイドルになります。 

日本発祥の「姫カット」が、TikTokを中心に海外で爆発的に大ヒット

1200年以上も前の日本の風習が今、海外で流行しているのは、日本のアニメとか、ゴシックロリータなどの“かわいい”文化が影響しています。

 

1970年に一世を風靡したのが、麻丘めぐみさんで、姫カットを模した少女漫画もたくさん出てきました。

 

麻丘めぐみさんは当時のことを、

「おしゃれのためでなくモデル撮影時、ヘアメイクに変化を持たせたかった。ヘアメイク一つにもアーティストやスタイリストがおらず、全て自分で必要な仕事をしなければならなかった」と語っています。


麻丘めぐみ 厳選お気に入りソング ベスト3

「わたしの彼は左利き」 左利きに対する応援歌です!

わたしの彼は左利き Fuji Music ch

麻丘めぐみ「わたしの彼は左きき」は、1973年7月に発売された彼女の通算5枚目のシングル曲です。

 

とにかく彼の一挙手一投足が気になって仕方ない!そんな微笑ましい恋の歌です。その初々しさから、この女の子にとっては、初めての彼かもしれませんね。

 

若い女性が大好きな左利きの彼を想い自分も左利きを真似しようとしたりする様子がとても微笑ましく思えます。

 


この曲は「サウスポーはカッコいい」というビクターのディレクター笹井一臣さんのコンセプトの元に、詞先で制作され、完成した千家和也さんの詞を目にした麻丘は「えっ、左きき? いいの?」と思ったそうです。

 

昭和の時代の左利きというのは、「恥ずかしいから直しなさい」と言われ、右利きへ矯正を強いられるのが一般的でしたので、歌い手が躊躇するのも無理のないところですね。

この曲が発売されたのは私が14歳の時、、私も左利きでしたが、恩恵を被った記憶がないのが残念です。

麻丘めぐみ 歌に振り付けを導入したパイオニアです!

独自の手の振り、マイクの持ち方など、曲ごとに決まった振り付けをするのは、彼女から始まったものです。

 

彼女の振り付けはデビュー曲「芽ばえ」以来、西条満さんが担当していましたが、「わたしの彼は左きき」はすべてのフレーズに振りがついており、マイクを右手から左手に持ち替えたり、同時に脚をペコッとX字にするのが印象的です。

「芽ばえ」 びっくりするくらいの純愛ソングです!

芽ばえ

歌詞の内容は、ただ純真無垢な女の子を表現しただけではなく、”悪い遊び覚えていけない子と”とちょっとドキっとするような表現もあります。

 

作曲した筒美京平さんから「君は高音にさしかかる際、泣き声になるからそれを生かしなさい」とアドバイスを受け、敢えて高めの音域で歌うことを試み、「可愛い声で歌えるじゃん」と、ようやくOKをもらったみたいです。


「女の子なんだもん」 アルバムからリカットされた作品です

麻丘めぐみ 女の子なんだもん

1973年1月15日発売の通算3枚目のシングルです。

作詞:千家和也、作曲:筒美京平