「いきものがかり」は、1999年に結成された日本の人気バンドです。
メンバーは、吉岡聖恵(ボーカル)、水野良樹、山下穂尊の3人。
バンド名の由来は、立ち上げた2人の同級生、水野良樹と山下穂尊の共通点が「生き物係」であったことから、「いきものがかり」という名前がつけられました。
後から加わった吉岡聖恵もこの名前を気に入り、そのまま「いきものがかり」という名前で活動が始まりました。
いきものがかり 厳選SONG ベスト3
「じょいふる」 言葉の感覚が素敵な曲です!
「じょいふる」は、「YELL」と一緒に2009年9月23日にリリースされた15枚目のシングルです。
作詞・作曲は水野良樹さん、江崎グリコ「ポッキー」のCMソングとして依頼され制作をしました。
いきものがかりのイメージを「ぐらりと揺らすような楽曲」が書きたかったと振り返っています。
それまでバラードなどじっくり聴かせる曲が多かったいきものがかりでしたが、歌に思いを込めるのは作り手ではなく聞き手だという考えから、歌詞の音としての面白さに焦点を当てられました。
「YELL」とは正反対の非常にポップな曲になり、水野さんは「すごく気負って書いた」、吉岡さんは「持ってこられたときにぶっ飛びました」とコメントしています。
歌詞はひらがなとカタカナと英語と漢字を全て混ぜて使っています。
タイトルの「じょいふる」は「楽しい」「嬉しい」の意味の「JOYFUL」。
ひらがな表記の理由は親しみをもってもらいたいからです。
キミノコエヲキカセテ サア ボウケンシテミナイ タノシイコトハジメヨウ
真剣に言うのは気恥ずかしいので、カタカナにしてPOPな感じにしています。
「JOY」「POP」「HAPPY」などはそのまま英語で、「遊びたい」「笑いたい」という願望は、漢字で表記しています。 漢字の箇所は真剣に思っていることになります。
この指に 止まるのは どんな運命なんだ ぜんぶしたいな
じょいふるだって終わっちゃう エビバデいつか終わっちゃう
「楽しいこともいつか終わってしまう」ということを真剣に思っています。
だから、指に止まる運命はぜんぶ受け止めたい。
この曲は、楽しいこともいつか全て終わるという現実をさりげなく盛り込んでいます。
「ありがとう」
ありがとう 公式
「ありがとう」は、2010年5月5日に18作目のシングルとしてリリースされた、いきものがかりの大ヒット曲です。
NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主題歌として書き下ろされました。
卒業ソングとして歌われることが多く、2013年度版、高校の音楽の教科書にも掲載されています。
大切な人への感謝の気持ちが込められた心にグッとくる名曲です。
「エール」 卒業式や卒業生を送る会で使われています!
エール 公式
「YELL」は、NHK全国学校音楽コンクール中学校の部の課題曲として制作されました。
当初、NHKからの要望は、”元気でアップテンポな曲”とのことでしたが、
作詞・作曲した水野良樹さんが、15歳の頃の深く思い悩んでいた自分を思い返し、別でもう1曲を制作。それが「YELL」で、最終的に課題曲に採用されました。
いきものがかりの曲としてリリースするにあたり、2番の歌詞の追加や、ト短調をニ短調に変更するなど大幅にアレンジをしました。