1982年7月:「待つわ」で“あみん”としてデビュー。
ハーモニーの新鮮さや清潔感が相まってミリオンセラーの大ヒットとなり、オリコン年間シングルチャート1位を記録します。
1983年4月:アルバム「P.S.あなたへ…」をリリース、12月にリリースしたカバー・アルバム「メモリアル」を以て、あみんとしての活動を休止。
1985年10月:岡村孝子としてアルバム「夢の樹」でソロデビュー。
1987年:シングル「夢をあきらめないで」はロング・セールスを記録。
この曲は中学校の音楽の教科書にも広く採用されています。
1988年:アルバム「SOLEIL」から6作連続アルバムチャート1位を記録、「OLの教祖」と呼ばれ、多くの女性からの支持を集めます。
岡村孝子 厳選ベスト3
最初は「夢をあきらめないで」を1位にしていたのですが、「はぐれそうな天使」のコンサートMVでの岡村孝子さんがあまりにも可愛くて、順位を入れ替えました。
(お気に入りソング ベスト50では「夢をあきらめないで」を1位に選んでいます)
①「はぐれそうな天使」 ヴォーカリストとして自信がついた曲です!
はぐれそうな天使
来生えつこ作詞、来生たかお作曲。1985年に来生たかおのオリジナル・シングルが発売され、翌1986年に岡村孝子がカバーしてシングルが発売されました。
岡村孝子さんのソロ名義で発表された曲の中で唯一、岡村が作詞・作曲に関わっていない曲になります。
次の歌詞が素敵です、
友達が言い笑うつもりが泣きそうになった
友達に、好きな人のことばかり考えてるのを指摘されて一緒に笑うつもりが、「泣きそうになった」
はぐれそうな天使が私のまわりであわててる
「私」を見守っている「天使」でさえどうしたらいいのか分からなくなって慌ててる
②「夢をあきらめないで」 “熱く生きる瞳が好きだわ”
夢をあきらめないで 公式
岡村孝子さんはこの楽曲について、実は誰かを応援するつもりで書いたのではなく、「ただの失恋ソングのつもりで作りました」としてコメントしています。
つまり、夢を追って自分の元を去る恋人へ贈るメッセージになっていて、「後姿が小さくなる」彼に「冷えたその手」を振り続けて見送る情景が描かれています。
「夢をあきらめないで」は最初から大ヒットしたわけではなく、数々のテレビ番組の挿入歌やCMなどで使用され、また他のアーティストからカバーされるなど、年月を経て、応援歌のスタンダードとして定着していきました。
彼女自身、当初は戸惑いもあったみたいですが、今ではそれを受容れ、ステージでは常に応援歌のつもりでこの曲を披露していると言っています。
③「ミストラル ~季節風~」 まっすぐな誠実さが伝わってきます!
ミストラル ~季節風~ 公式
「ミストラル 〜季節風〜」は岡村孝子の通算15枚目のシングルです。
発売時のインタビューでは「自分自身に風をおくりたかった」と発言しています。
ミストラルとはフランス南東部に吹く地方風のことですが、彼女の歌声も、例えるならば「風」のようで、さりげなくすっと駆け抜けていくのですが、心地良さを感じますね。